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『ここに いても いい リトゥンアフターワーズ 山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口』のご案内

writttenafterwards と coconogacco の代表を務める山縣良和の個展『ここに いても いい リトゥンアフターワーズ 山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口』が、アーツ前橋(群馬県前橋市)にて4月27日(土) よりスタートいたしました。

物語性のある実験的な表現の場としてコレクションを発表するwrittenafterwardsは、歴史や文化と向き合い様々な人々との対話の中で、純朴な感性と職人の技術の協業によって、持続的でエモーショナルな作品を世の中に送り続けてきました。近年、環境問題や労働問題など多くの課題や問題を抱えるファッション業界/産業のなかで、見過ごされているファッション表現のさまざまな可能性にも目を配り、歴史や文化と向き合いながら発表されるそのノスタルジックな表現は、〈装う〉心の純粋性を追求しながらも、3.11からの再生を祈った《The seven gods》、ファッション業界の慣習アイロニーを込めた《Graduate Fashion Show》、戦後と日本人の集団性をテーマにした《After Wars》、コロナ禍の都市を離れ無人島で描いた新しい人間像《Isolated Memories》など、私たちの社会のありようや歴史への問題提起を大胆に織り込み、常にファッションの領域を超えた表現を追求してきました。 また、デザイン教育者としても、ファッション表現の実験と学びの場であるcoconogaccoを主宰し、参加する一人ひとりが生きる場所や社会を見つめ、そこから独自の表現を立ち上げていく場をひらいています。

美術館で初の個展となる本展「ここに いても いい」では、writtenafterwardsのこれまでの歩みを紹介するとともに、山縣が考える日本社会とファッション表現の〈いま/ここ〉を新作インスタレーションで浮かび上がらせます。

「日々ニュースから飛び込んでくるウクライナとガザの悲劇、そして能登半島地震と、個人では消化しきれない歴史の大きなうねりの中で、いま自分が表現できるのはとてもパーソナルなこと」と語る山縣。

“writtenafterwards”とは、〈あとがき〉や〈追記〉を意味します。ファッションを通して常に自己と社会に向き合ってきた山縣は、混迷が続く私たちの世界にどんなストーリーを書き加えるのか。

山縣良和の初の個展にぜひお越しください。

It’s Alright To Be Here − writtenafterwards The Possibility of Fashion Written with Yoshikazu Yamagata

2024.4.27 - 2024.6.16

Hours|10:00 a.m. – 6:00 p.m. (Admission until 5:30 p.m.)

Closed|Wednesday

Admission|

General admission: 800 yen

Students, persons 65 and over, and groups of 10 or more: 600 yen

High school students and younger: Free

*Free admission for those with a disability certificate and one caregiver.

Organizer|Arts Maebashi

Grant|Japan Arts Council

Support|Jomo Shimbun, Gunma Television, FM GUNMA, Maebashi CITY FM

Cooperation|Takenori Miyamoto Research Groups(Tokyo University of the Arts), FashionStudies®, PENSEE GALLERY、KIRYU UNIVERSITY JUNIOR COLLEGE(Department of Art and Design), ASHU NAKANISHIYA

https://www.artsmaebashi.jp/?p=19899